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Soccer Addicted Journal

試合中のPK:6リーグで77.4%が成功、2025-26シーズンまで

PKを得るのはどのチームか、何分に出るのか。スコアとVAR、2026-27年版の規則は何を示すのか。2015-16〜2025-26シーズンの6リーグを集計した分析だ。

試合中のPK:6リーグで77.4%が成功、2025-26シーズンまで
AI生成画像 · Soccer Addicted

試合中に蹴られたPKは、およそ4本に3本がゴールになる。6リーグの2015-16〜2025-26シーズンで、77.4%(6916本中5353本)だ。残る1563本は失敗に終わった。PKは運任せだと聞いたことがあるなら、数字はその見方を支持しない。4回に3回決まるキックは、くじ引きよりもルーティンに近い。

これはSoccer Addictedのアーカイブを分析した記事で、測定日は2026年10月2日だ。問いは2つある。PKは実際にどれほどの価値があるのか、そして何がその成功の確率を変えるのか。ホームチームはPKの58.0%を得ており、成功率は時間帯によって検出できる形では変わらない。引き分けのあとに決着をつけるPK戦には、「ルールを手順ごとに解説した専用のガイド」がある。PK戦はここでは扱わない。

6リーグ、2万1921試合、6916本のPK:集計に入ったもの

この集計は、2万1921試合で出た6916本のPKをまとめたものだ。対象は、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、ブラジル全国選手権(ブラジレイロン)セリエAの6リーグである。期間は2015-16〜2025-26シーズンで、ブラジル全国選手権は2015〜2025年シーズンにあたる。成功率とは、成功と失敗を合わせたPKのうち、ゴールになった割合を指す。試合記録は、やり直しを命じられたキックを区別して記録していない。そのため、アーカイブはやり直しを計測できない。

集計から外した区間が2つある。1つ目は、2024年9月14日から12月18日までの739試合だ。この期間は、6リーグの試合記録が、PKによるゴールと通常のゴールを区別していない。その中に、2024年11月30日のウルヴァーハンプトン対ボーンマスがある。ジャスティン・クライファートはこの試合でPKを3本決めた。プレミアリーグで、ひとつの試合に決めたPKの最多記録である(公式ページを2026年10月2日に確認)。アーカイブは、そのどれもPKとして記録していない。

2つ目は、2016-17シーズンのラ・リーガだ。全380試合のうち、アーカイブにあるのは361試合で、イベントを記録した試合記録があるのは43試合にとどまる。2023-24シーズンは半シーズン分だけが集計に入っており、そのことをここで明示しておく。欧州5大リーグのアーカイブには、2023-24シーズンの試合が2023年12月31日までしかない。この半シーズン分を除くと、6リーグの成功率は77.3%(6637本中5131本)になる。

Understatと照らし合わせると、アーカイブの成功したPKの数が一致するのは、欧州5大リーグの、リーグとシーズンの組み合わせ55組のうち43組である。Understatはデータ分析のサイトであり、公式の情報源ではない。ブラジル全国選手権セリエAには、外部との比較先がない。一致しない12組は、上の2つの除外区間、半シーズン分しか入っていないシーズン、そして104本対105本のラ・リーガ2025-26シーズンだ。

PKはどれだけ決まるか:6リーグで77.4%、プレミアリーグの公式集計では80.4%

6リーグの成功率は、76.1%(ラ・リーガ)から79.9%(プレミアリーグ)の間に収まっており、この差は偶然でも起こりうる範囲だ。6リーグ全体の77.4%の95%信頼区間は、76.4%から78.4%だ。本当の成功率がおそらく収まっている範囲のことだ。プレミアリーグの公式サイトは、PKのxG(ゴール期待値)を0.78としている。歴史的に、およそ78%が決まってきたからだ(オプタの分析、リーグの公式サイト、2024年6月2日)。xGとは、モデルがシュートに与える、ゴールになる確率である。

PKはどれだけ決まるか:6リーグで77.4%、プレミアリーグの公式集計では80.4%
リーグシーズン試合数PK数成功数成功率(95%区間)試合あたりのPK数
プレミアリーグ2015-16〜2025-26386799879779.9%(77.3〜82.2)0.258
ラ・リーガ2015-16〜2025-26(2016-17を除く)3469116388576.1%(73.6〜78.5)0.335
セリエA2015-16〜2025-2638531330103177.5%(75.2〜79.7)0.345
ブンデスリーガ2015-16〜2025-26309697175077.2%(74.5〜79.8)0.314
リーグ・アン2015-16〜2025-263594124096077.4%(75.0〜79.7)0.345
ブラジル全国選手権セリエA2015〜2025年4042121493076.6%(74.1〜78.9)0.300
6リーグ全体2015-16〜2025-262万19216916535377.4%(76.4〜78.4)0.315

この表が示すこと:アーカイブでは、6リーグの成功率は76.1%から79.9%の間にあり、6つの成功率を比べる検定のp値は0.41だ。この大きさの差は、偶然でも起こりうる。考えられる読みは、プレミアリーグの成功率が高いとは断言できない、というものだ。プレミアリーグが際立つのは本数のほうで、試合あたり0.258本と、ほかの5リーグの0.300〜0.345本を下回る。偶然では、これは説明がつかない。

プレミアリーグの公式集計では、2015-16〜2025-26シーズンの11シーズンで、1081本のPKのうち869本がゴールになった(80.4%)。アーカイブの成功数が公式の合計と一致するのは、このうち9シーズンだ。シーズンごとの成功率は大きく振れる。2017-18シーズンは70.0%(80本中56本)、2023-24シーズンは89.7%(107本中96本)で、後者は、プレミアリーグの公式サイトによると、2024年6月2日時点でリーグ史上最高だ。

PKはどれだけ決まるか:6リーグで77.4%、プレミアリーグの公式集計では80.4%
シーズン与えられたPK数(公式)成功数(公式)公式の成功率アーカイブのPK数アーカイブと公式の比較
2015-16917481.3%91一致
2016-171068176.4%106一致
2017-18805670.0%80一致
2018-191038481.6%103一致
2019-20927278.3%93失敗が1本多い
2020-2112510281.6%125一致
2021-221038481.6%103一致
2022-23997474.7%99一致
2023-241079689.7%56380試合中196試合のみ
2024-25836983.1%6316試合でPKが記録されていない
2025-26927783.7%92一致
11シーズン108186980.4%1011-

この表が示すこと:公式集計でのプレミアリーグの成功率は80.4%だ。アーカイブの数字は、含める範囲によって変わる。6リーグの集計と同じく2024年の除外区間を除くと、79.9%(998本中797本)。2024-25シーズンを丸ごと含めると、79.5%(1011本中804本)。2024-25シーズンを除くと、79.6%(948本中755本)だ。考えられる読みは、アーカイブの2024-25シーズンの欠落(アーカイブは63本、リーグの公式は83本)が、本数は変えるものの、成功率はほとんど動かさない、というものだ。

PKは何分に出るか:35.0%は61分から90分の間

61分から90分、つまりアディショナルタイムを除く90分間を3等分した最後の区間には、その90分間のPK6003本のうち2419本(40.3%)が出る。全体の6916本で見ると35.0%にあたる。アディショナルタイム、つまり主審が各ハーフの終わりに加える時間には、913本(13.2%)が出る。

プレミアリーグでは、成功したPK755本中755本で、時間がリーグ公式のデータベースと一致する(2015-16〜2025-26シーズン、2024-25シーズンを除く)。アディショナルタイムの分も、112本中112本で一致する。ほかの5リーグには、試合ごとの外部の情報源がなく、アーカイブの試合記録を使う。

PKは何分に出るか:35.0%は61分から90分の間
時間帯PK数全体に占める割合成功数成功率(95%区間)
1〜15分6219.0%48177.5%(74.0〜80.6)
16〜30分88812.8%69778.5%(75.7〜81.1)
31〜45分112916.3%86376.4%(73.9〜78.8)
前半のアディショナルタイム3154.6%25179.7%(74.9〜83.8)
46〜60分94613.7%74478.6%(75.9〜81.1)
61〜75分122917.8%95177.4%(75.0〜79.6)
76〜90分119017.2%91476.8%(74.3〜79.1)
後半のアディショナルタイム5988.6%45275.6%(72.0〜78.9)
全時間帯6916100.0%535377.4%(76.4〜78.4)

この表が示すこと:アーカイブでは、PKは時間帯ごとに均等には分かれていない。ただし、成功率は時間帯によって変わらない(p = 0.74で、偶然でも起こりうる範囲だ)。証明にはならないが、時間帯が左右するのはPKの出る本数であり、決まる割合ではないことを示唆している。

ホームがPKの58.0%を得て、負けているチームは時間あたりのPKが多い

ホームチームはPKの58.0%(6916本中4008本)を得ており、6リーグのすべてでアウェーより多い。その割合は53.2%から60.6%の間だ。成功率はアウェーと同程度で、ホームの77.2%に対してアウェーは77.7%である。この数字はアーカイブだけのもので、外部の情報源による裏づけはない。

スコアも、PKの本数と関連している。この計算が使うのは、90分間のPK6003本のうち5860本だ。残る143本は、試合記録からその時点のスコアを確定できなかった。大半は、PKが得点と同じ分に出たためである。そのスコアでチームが過ごした時間を「チーム時間」と呼び、チーム時間1000分あたりで数えると、負けているチームは1.79本、同点のチームは1.37本、勝っているチームは1.41本のPKを得る。

ホームがPKの58.0%を得て、負けているチームは時間あたりのPKが多い
PKを得るチームのスコア90分までのPK数チーム時間1000分あたり(95%区間)
負けている17861.79(1.71〜1.87)
同点26621.37(1.32〜1.42)
勝っている14121.41(1.34〜1.49)
合計5860-

この表が示すこと:アーカイブでは、負けているチームと同点のチームの比は1.31(95%区間:1.23〜1.39)で、勝っているチームは同点のチームと区別できない(1.03、0.97〜1.10)。証明はできないが、考えられる読みは、負けているチームがより多く攻めているか、より弱いチームである、というものだ。この計算は、どちらの説明が当たっているかを選び分けることはできない。

VARと2026-27年版の規則:集計が示すことと、結論が出ていないこと

アーカイブは、VARがPKをいくつ与えたかを計測していない。試合記録は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とPKを結びつけて記録していないからだ。VARとは、映像でプレーを見直し、ピッチ上の主審に助言する審判員を指す。数えられるのは、各リーグの導入前と導入後である。原因については、プレミアリーグが2024年6月2日に、ゴールキーパーの規則の変更はVARの登場と「重なった」と書いた。同じ文章は、これがセーブの減った唯一の原因だとは断言できない、とも述べている。

VARと2026-27年版の規則:集計が示すことと、結論が出ていないこと
リーグ使用したVAR導入時期(出典)導入前:試合数とPK数導入前:試合あたり導入後:試合数とPK数導入後:試合あたり
プレミアリーグ2019-20(リーグの公式ページ)1520試合で380本0.2502347試合で618本0.263
ラ・リーガ2018-19(計画の発表、2018年3月2日)760試合で210本0.2762709試合で953本0.352
セリエA2017-18(連盟の報告書、シーズンは推定)760試合で258本0.3393093試合で1072本0.347
ブンデスリーガ2017-18(公式ページ。全試合での使用は2018-19シーズンになってから)612試合で184本0.3012484試合で787本0.317
リーグ・アン2018-19(公式ページ)1140試合で347本0.3042454試合で893本0.364
ブラジル全国選手権セリエA2019年(ランセ!の報道、2019年2月22日)1519試合で414本0.2732523試合で800本0.317

この表が示すこと:アーカイブでは、使用した導入シーズン以降、試合あたりのPKが多いのはラ・リーガ(+27%)、リーグ・アン(+20%)、ブラジル全国選手権セリエA(+16%)だ。残る3リーグは+2%から+5%にとどまり、検出できる差はない。これは2つの時期を比べたものにすぎず、原因の証明にはならない。同じ期間に、IFABは次の規則を変えた。ハンドの反則に関する規則(2019-20シーズンと2020-21シーズン)と、ゴールキーパーの足のライン上の位置に関する規則(2019-20シーズンと2022-23シーズン)だ。2019-20シーズンには、無観客試合もあった。

IFABの競技規則第14条(ペナルティーキック)の2026-27年版には2つの変更があり、2026年7月1日から有効だ。1つ目は、偶発的な2度蹴り(ダブルタッチ)を条文に明記したことである。キッカーが意図せず両足で同時にボールを蹴る場合と、蹴った直後にボールが軸足、またはその脚に触れる場合を指す。ボールがゴールに入れば、キックはやり直しになる。入らなければ、間接フリーキックである。

2つ目は、キッカーとゴールキーパーが同時に反則を犯した場合に、キッカーへ自動的に出されていたイエローカードが廃止されることだ。1つ目の2度蹴りは、2025年6月2日付のIFABの回状第31号により、2025年7月1日以降に始まる大会ではすでに適用されていた。

短い答え:PK4本のうち、約3本がゴールになる

冒頭の問いには、短い答えがある。PKは、4回蹴って約3回がゴールになる。6リーグで77.4%だ。リーグも、時間帯も、ホームかアウェーかも、この成功率を検出できる形では動かさない。変わるのは出るPKの本数で、その理由をアーカイブは示していない。

ゴールキーパーについては、286本のPKを調べた研究(バーエリ(Bar-Eli)ら、ジャーナル・オブ・エコノミック・サイコロジー誌、2007年)がある。ゴール中央にとどまったゴールキーパーは、18回のうち6回を止めた。跳んだゴールキーパーは、268回のうち36回を止めた。中央の例は18回しかなく、これを法則にするには少なすぎる。

ハリー・ケインは、ブンデスリーガで蹴った最初の24本のPKをすべて決めた。記録のページ(2026年9月12日)に載る、リーグ最長の連続だ。25本目はヴォルフスブルク戦で外した。2025-26シーズンの第33節だった。筆者の読みでは、77.4%が意味するのはこのことだ。4本に1本の失敗は、誰にでも訪れる。24本続けて決めてきた選手にも。

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出典

よくある質問

PKの成功率はどれくらいか?
およそ4本に3本だ。2026年10月2日に測定したSoccer Addictedのアーカイブでは、6リーグの2015-16〜2025-26シーズン(ブラジル全国選手権セリエAは2015〜2025年シーズン)で77.4%(6916本中5353本)となる。95%信頼区間は76.4%から78.4%だ。
プレミアリーグのPK成功率は何%か?
リーグの公式集計では、2015-16〜2025-26シーズンの11シーズンで80.4%(1081本中869本)だ。Soccer Addictedのアーカイブでは、2024-25シーズンを含めて79.5%(1011本中804本)、含めずに79.6%(948本中755本)である。差が出るのは、アーカイブに2023-24シーズンの380試合のうち196試合しかなく、2024-25シーズンはPKが63本で、リーグは83本と数えているからだ。
PKでゴールキーパーは動いてもよいか?
IFABの競技規則第14条(2026-27年版、2026年7月1日から有効)では、ゴールキーパーはボールが蹴られるまで、ゴールライン上で、キッカーのほうを向き、ゴールポストの間にいなければならない。キックの瞬間には、片足の一部がラインに触れているか、ラインと同じ位置にあるか、ラインより後ろにある必要がある。
PKでキッカーがボールに2度触れたらどうなるか?
偶発的な2度蹴り(両足が同時にボールを蹴る、または蹴った直後にボールが軸足かその脚に触れる場合)なら、ボールが入ればキックはやり直しになり、入らなければ間接フリーキックだ。IFABの回状第31号(2025年6月2日付)により、2025年7月1日以降に始まる大会で適用されており、2026-27年版の第14条にも含まれている。
プレミアリーグでPKを最も多く決めたのは誰か?
アラン・シアラーで、56本だ。プレミアリーグの記録ページ(2026年10月2日に確認)による。同じページで、ジャスティン・クライファートは、2024年11月30日にひとつの試合でPKを3本決めた記録を持つ。
VARでPKは増えたか?
集計からは断言できない。使用した導入シーズン以降、試合あたりのPKが多いのはラ・リーガ(+27%)、リーグ・アン(+20%)、ブラジル全国選手権セリエA(+16%)で、残る3リーグは+2%から+5%にとどまる。同じ期間に、ハンドの反則に関する規則とゴールキーパーに関する規則が変わった。

Soccer Addicted ニュースレター