セリエA:仕組み・昇降格・出場枠を解説
20クラブ、38節、そしてイタリアならではのルールがある。直接対決からスクデットまで、セリエAの順位表を読み解く完全ガイドだ。


セリエAはイタリアサッカーの一部リーグで、20クラブが総当たり方式(ホーム・アンド・アウェー)で覇を争う。全38節、各クラブはほかのすべてのクラブと2回、ホームで1回・アウェーで1回対戦する。勝利は勝ち点3、引き分けは勝ち点1。首位でシーズンを終えたクラブがスクデットを獲得する。スクデットとは、翌シーズンのユニフォームに縫い付けられる三色の盾で表される称号だ。
順位表を読むうえで最も重要なルールが、この同点時の順位決定方法だ。勝ち点が並んだ場合、セリエAはまず該当クラブ間の直接対決の結果を見て、それでも決まらない場合にようやく全体の得失点差を見る。得失点差がいきなり決め手となるイングランド方式とは異なり、この違いが、同じ勝ち点の2チームが意外な順序で並ぶ理由を説明する。優勝や降格が懸かる特定のケースでは、リーグは一発勝負の決定戦まで用意している。
イタリアの昇格と降格
下位では容赦ない現実が待つ。下から3クラブがセリエBに降格する。逆に昇格するのも3クラブで、上位2クラブは自動昇格、3つ目の昇格枠はセリエBのプレーオフ勝者に与えられる。このミニトーナメントは、セリエBの半分のクラブに6月まで昇格の夢を見させ続ける。この昇格と降格の繰り返しはイタリアサッカーのアイデンティティの一部であり、歴史あるクラブがセリエAから姿を消しては、また舞い戻ってくる。
順位表はヨーロッパの出場権も左右する。上位4クラブがUEFAチャンピオンズリーグに進出し、イタリア勢が欧州カップ戦で残した実績次第では、国に5枠目が与えられることもある。5位はUEFAヨーロッパリーグに出場し、これはコッパ・イタリアの優勝クラブと同じ行き先だ。続く順位はUEFAカンファレンスリーグのプレーオフに進む。良い順位は1シーズン丸ごとの価値を持つ。
カップ戦とユニフォームの星
セリエAを取り巻くように、小さなトロフィーの生態系が存在する。伝統のノックアウト大会コッパ・イタリアと、前シーズンの王者たちが対戦して新年を開けるスーペルコッパ・イタリアーナだ。ユニフォームには、スクデット10回ごとに星が1つ加わる。36回の優勝で史上最多を誇るユヴェントスは星を3つ、21回のインテルは星を2つ背負い、19回のミランはまだ2つ目の星を待っている。
カレンダーは8月から5月まで続き、年末年始前後に冬休みが入り、その間にFIFAインターナショナルマッチウィークが挟まる。イングランド流のボクシング・デーは存在しないが、近年のシーズンではクリスマスに近い時期に試合が組まれたこともある。ほかのリーグから来た者への助言は1つしかない。順位表を判断する前に直接対決の結果を確認することだ。イタリアでは、優勝、欧州出場、そして残留という価値を持つ順位を決めるのが、まさにこの直接対決だからだ。
セリエAを特別なものにしているのは何ですか?
セリエA · 順位表
よくある質問
- セリエAから何チーム降格するのですか?
- 3チームだ。下位3クラブがセリエBに降格し、セリエBからは上位2クラブとプレーオフを勝ち抜いたクラブが昇格する。
- セリエAの同点時の順位はどう決まるのですか?
- まず同じ勝ち点のクラブ間の直接対決の結果が優先され、それでも決まらなければ全体の得失点差で決まる。優勝や降格が懸かる特定のケースでは、一発勝負の決定戦が行われることもある。
- セリエAから何クラブがチャンピオンズリーグに出場するのですか?
- セリエA上位4クラブが出場する。イタリア勢の欧州での実績次第では、5枠目が与えられることもある。





