EFLチャンピオンシップ:イングランド2部の仕組み
24クラブ、46節、プレミアリーグへの切符は3枚。3位から8位まで広がったプレーオフの仕組みと、順位表が欧州出場権を与えない理由を解説する。


チャンピオンシップはイングランドサッカーの2部に当たり、プレミアリーグのすぐ下に位置する。運営するのは、リーグ1とリーグ2も傘下に置くEFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)だ。外から見ると規模を見誤りがちだが、巨大なスタジアム、高い観客動員数、そして1部で長いキャリアを積んできたクラブが並び、その中にはかつてイングランド王者だったクラブも複数含まれる。このリーグの価値は授与するトロフィーそのものより、毎節で何が懸かっているかにある。真の褒賞は、世界で最も裕福なクラブ大会への切符だからだ。
シーズンの仕組み
24クラブが総当たりのホーム・アンド・アウェー方式で対戦し、それぞれの相手と1度ずつホームとアウェーで戦う。計算上、クラブごとに46試合、うちホーム23試合とアウェー23試合になり、リーグ全体では1シーズンに552試合が行われ、12試合ずつ46節に分けられている。EFLはこの一つひとつを「Match Round」と呼んでいる。日程は8月に始まり、レギュラーシーズンは5月上旬に終わる。
勝ち点の付け方は基本どおりで、勝利は勝ち点3、引き分けは1、敗戦には付かない。ただし、最初の順位決定基準は得失点差で、次に総得点、直接対決が入ってくるのはようやく4つ目になる。この順序はスペインやイタリアとは逆だ。両国では両クラブ間の対戦成績が全体の得失点差より先に来るため、得失点差を大きく稼いだチームが、その相手との2試合にはいずれも敗れていたとしても、順位表では上に来ることがある。それでも並んだ場合、規則は勝利数、アウェーでの得点数、カードによる懲罰ポイントの数へと進み、最後の手段としてリーグが設定する再試合で決着をつける。
プレミアリーグへの昇格の仕組み
シーズンごとに昇格するのは3クラブ。上位2クラブは追加の試合なしでそのまま昇格し、3枠目は順位表で3位から8位までの6クラブが争うプレーオフから生まれる。この仕組みこそがこの大会の核心で、24クラブ中8位で終えたクラブがプレミアリーグにたどり着く一方、3位で終えたクラブがそのまま据え置かれることもある。
プレーオフは全3段階、合計7試合で争われる。まず準々決勝は上位チームのホームでの一発勝負で、5位対8位、6位対7位の組み合わせとなり、引き分けの場合は延長戦とPK戦で決着をつける。続く準決勝はホーム・アンド・アウェー方式で行われるが、珍しい仕掛けがある。組み合わせは準々決勝が終わった時点で改めて決められ、3位は勝ち残った中で最も順位が低いチームと、4位は最も順位が高いチームと対戦することになり、両者とも対戦相手を事前には知らない。3位と4位はアウェーで初戦を戦い、ホームで決着をつける。決勝は一発勝負で、EFLはこれをウェンブリー・スタジアムで開催する。
降格の方はもっと単純で、敗者復活はない。最下位3クラブは順位表に基づいてそのままリーグ1に降格し、降格プレーオフは存在しない。逆方向では、プレミアリーグから降格した3クラブと、リーグ1から昇格した3クラブ(順位表による2クラブとプレーオフによる1クラブ)を迎え入れる。参加クラブの4分の1がシーズンごとに入れ替わる可能性があり、だからこそ前シーズンの順位はこのリーグをほとんど説明しない。
順位表が与えないもの
チャンピオンシップのどの順位も欧州カップ戦への出場権を与えない。順位表がもたらす結果は2つしかない。プレミアリーグへの昇格とリーグ1への降格だ。イングランド2部のクラブが欧州の舞台に立つ道は残っているが、それは別の扉、FAカップかカラバオ・カップ(EFL自身が主催し、プレミアリーグとEFL傘下の92クラブに開かれたリーグカップ)を制することだ。EFLはこれを、リーグでの順位とは無関係な欧州行きのルートだと説明している。その枠がUEFAのどの大会につながるかは欧州カップ戦の設計次第だが、覚えておくべき原則はこうだ。イングランドでは、欧州行きの切符はカップ戦で勝ち取るものであり、2部の順位表では手に入らない。
ピッチの外では、2つの規則が順位表の姿を形づくっている。2026-27シーズンから、チャンピオンシップは収益性と持続可能性に関する規則(PSR)を廃止し、スカッド・コスト・ルールを導入した。これは選手の保有コスト、選手の給与、コーチングスタッフの経費、代理人への手数料の合計を、関連収益とオーナーによる認可済みの出資を合わせた額の85%に制限するもので、割合はすべてのクラブで共通している。規則には制裁としての勝ち点剥奪も定められており、経営破綻の手続きに入ったクラブには自動的に科される。そのため、昇格や降格がピッチから遠い場所で決まることもある。このリーグの試合を見たばかりで、自分がどこに足を踏み入れたのか知りたい人のために言えば、ここはイングランドの2部であり、欧州出場権とは無縁の24クラブが、プレミアリーグへの3つの切符と、リーグ1へ通じる3つの落とし穴のために、シーズンを丸ごと懸けている場所だ。
8位で終えたクラブにプレミアリーグ昇格の道を与えるべきか?
EFLチャンピオンシップ · 順位表
| 順位 | チーム | 試合数 | 勝利 | 引き分け | 敗北 | 得失点差 | 勝ち点 | 直近5試合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1, 昇格 | 11 | 7 | 2 | 2 | +8 | 23 | ||
| 2, 昇格 | 11 | 6 | 4 | 1 | +18 | 22 | ||
| 3, 昇格プレーオフ | 11 | 6 | 4 | 1 | +6 | 22 | ||
| 4, 昇格プレーオフ | 11 | 5 | 5 | 1 | +9 | 20 | ||
| 5, 昇格プレーオフ | 11 | 6 | 2 | 3 | +3 | 20 | ||
| 6, 昇格プレーオフ | 11 | 6 | 1 | 4 | +2 | 19 | ||
| 7 | 11 | 5 | 3 | 3 | +3 | 18 | ||
| 8 | 11 | 6 | 3 | 2 | +11 | 17 |
よくある質問
- チャンピオンシップはシーズンごとに何クラブが昇格し、何クラブが降格するのか?
- 昇格が3クラブ、降格も3クラブだ。24クラブのうち上位2クラブはそのままプレミアリーグへ進み、3枠目はプレーオフから生まれる。一方、下位3クラブは順位表に基づいてリーグ1に降格し、敗者復活はない。
- チャンピオンシップのプレーオフはどのような仕組みなのか?
- 3位から8位までのクラブが、合計7試合で争う。準々決勝は上位チームのホームでの一発勝負、準決勝はホーム・アンド・アウェー方式、そして決勝も一発勝負でウェンブリー・スタジアムにて行われる。
- チャンピオンシップのクラブが欧州カップ戦に出場することはあるのか?
- ない。順位表が決めるのはプレミアリーグへの昇格とリーグ1への降格の2つだけだ。欧州の舞台に立つには、2部のクラブはプレミアリーグとEFL傘下の92クラブに開かれたFAカップかカラバオ・カップを制する必要がある。





